アニメ「ポケットモンスターXY&Z」第4話「シシコとカエンジシ!炎の旅立ち!!」

今回は、アニメポケモンの感想です。

一人立ちするシシコのお話ですが、いつものポケモンと人間の関わりではなく、人間の介入しない野生のポケモンの生き方のようなものが主軸になっている一風変わった回でした。
動物のドキュメント番組のようなところが多くて、珍しい内容だったと思います。

舞台はサバンナのような大草原。
サトシたちは偶然カエンジシの群れに遭遇します。
一頭のオスに複数のメスと子どもたちという、まんまライオンの群れですね。

その中で一匹のシシコが一人立ちの時期を迎えて、群れから置いて行かれていました。
シシコは嫌がってついていこうとするのですが、父親のカエンジシがそれを許さず大声で吠えて威嚇しています。
駄々をこね続けるシシコに、ついにカエンジシはかえんほうしゃを浴びせました。

それを見て、我慢できずにサトシは飛び出してシシコをかばいます。
カエンジシのかえんほうしゃとピカチュウの10まんボルトの打ち合いになるのですが、その威力を見るとさっきシシコに向けた攻撃がかなり手加減されていたことがわかります。
そして、サトシと争う必要がないと判断したのか、カエンジシは爆風に紛れて去って行きました。

サトシの行動は、野生に生きるポケモンに不用意に介入するものとして批判されそうですが、心情的に黙って見ていられないというのもわかります。
それに親子喧嘩でもそうですが、どちらかの親に厳しく怒られて、もう一方にかばってもらって逆に冷静になることってあると思います。
そう考えればあながち無意味でもないんじゃないかなぁ。

サトシたちはシシコを助けて治療しようとしますが、シシコはそれも嫌がります。
サトシに抱えられて暴れたり、キズぐすりをかけようとしたシトロンの腕にかみついたり…
かみつかれても耐えて治療をしたシトロンには、害意がないとわかってすまなそうに傷を舐めていました。

セレナはお腹を空かせているとわかってポフレをあげようとするのですが、別れ際のカエンジシの視線を思い出してシシコはポフレを拒否しました。
そして、サトシの腕を離れるとさっさと行ってしまいます。
シシコも内心では一人立ちしなければならないことに気づいているんですね。
あくまでも、野生のポケモンであるという今回のシシコの立ち位置が明確にされたシーンだと思います。

サトシもそれを察して、心配するユリーカをなだめます。
あそこで割り込んだものの、やはりサトシ自身も野生のポケモンの事情はわかっているんだと思います。
ヌメルゴンの湿地帯の時もそうでしたが、人が立ち入るべきでない野生のポケモンの世界がきちんと描かれてるというのはいいですね。
XYではポケモンとの共生が描かれることが多いと思っていますが、それは人間と一緒に暮らすということだけじゃないってことです。
いろんなところで生きるポケモンがいて、それぞれを描くことがリアリティに繋がるんじゃないかなぁと思います。

さて、それでもユリーカはシシコが気になる言い張るので、一行はこっそり見守ることに。
そこまでの一部始終を見ていたロケット団。
シシコがカエンジシに進化することに目をつけて、ゲットを目論みます。
ムサシいわく、カエンジシは硬派だから好きとのことですが、相変わらずムサシの好みはよくわからないです(笑)硬派がタイプだったのか…

一匹でどこかを目指しているシシコですが、崖から転げ落ちたりとにかく危なっかしいです。
サトシたちもひやひやしています。
すると、目の前に突如オボンのみが現れました。
シシコは喜んで飛びつこうとしますが、ロケット団がおびき寄せるために上から釣り竿で吊っており、捕まえられません。

ロケット団は完全にシシコを馬鹿にした様子ですが、後ろから忍び寄る影が…
実は、カエンジシもシシコを見守るためについてきていたのです!
そして、シシコを邪魔するロケット団に強烈な一撃をお見舞いしていきました。

オボンのみはあきらめて再び歩き出すシシコ。
炎天下で疲労が溜まる中歩き続け、滑り落ちながら崖を登って、木の葉っぱについた水滴を落としてわずかに水分を得て…
懸命にどこかを目指しています。
サトシたちもカエンジシも、シシコが苦労しながら進んでいくのをじっと見守ります。
壮大なBGMのみの映像が続いて、ドキュメンタリー感が強いですね。

ふと、風が吹いて、シシコはカエンジシが傍にいることに気づきます。
これは匂いが風に乗って届いたのでしょうか?
喜んで振り返るのですが、そこにカエンジシの姿はありませんでした。
思わず探しに行こうとするのですが、一人立ちをさせようとするカエンジシの態度を思い出して思いなおします。
ポフレを受け取らなかった時といい、シシコの中でカエンジシのとった行動はとても大きな意味を伴って存在しているんですね。

シシコは今までよりずっと気合の入った表情になって、歩みを再開しました。
足取りが力強くなり、スピードも速くなりました。
しかし、坂を上る途中足を乗せたのが不安定な岩で、シシコを乗せたまま坂道を滑り落ち始めてしまいました。
サトシはゲコガシラを繰り出し、ケロムースで岩の動きを止めます。
シシコに悟られないナイスフォロー!
危機に瀕しても、恐れをなすことなくまた力強く歩き出すシシコにも成長が見て取れます。
サトシのフォローを見ていたカエンジシは、サトシたちが同じ目的を持ってシシコを見守ってくれていることを悟ったようでした。

続いて、川が行く手を遮ります。
シシコは水が苦手であるにも関わらず、果敢に飛び込んで泳ぎ始めるのですが、深みにはまって流されてしまいます。
ここではシトロンがハリマロンに、対岸のつる草をシシコのところまで下ろすように指示します。
それに捕まって、シシコはなんとか渡り切ることができました。
シシコに気づかれてはいけないという制約の中で、またしてもナイスフォローです!

また、サトシたちもここでカエンジシがシシコを見守っていることに気づきます。
親子の絆がきちんとあることをサトシたちも実感できたのではないかと思います。

そして、ついにシシコは目指す場所にたどり着きました。
オレンのみが生えているところ、つまり食料のあるところを探していたのです。
自分で食料を確保できてこそ一人前、ということでシシコはちゃんとその課題をクリアできたのです!

シシコは岩陰にいたカエンジシをまっすぐ見つめました。
カエンジシの存在に気づいていながらそれに頼ることなく、成長した姿を見せるためにここまでやってきたのです。
途中から気合が入ったようになったのは、そのためだったんですね。
それができたんだから、心ももう十分一人前と言っていいと思います!

それを見届けたカエンジシは立ち去ろうとしますが、その目の前にロケット団が現れました。
シシコ狙いはやめて、直接カエンジシを獲りに来たようです。
前回に引き続いて巨大メカ持参、「スイスイスイコームマーク2」です!
ミルフィ初登場回で出てたやつの改造版ですね。今回のはリザードン型です。

強烈な吸い込み攻撃に、カエンジシはしっぽ部分のケースに捕らわれてしまいます。
ケースは頑丈で中からカエンジシがひっかいても壊れません。
続いてピカチュウも吸い込まれそうになっていたところで、横からシシコがかえんほうしゃを撃ってきました。
お父さんの危機に、ロケット団に立ち向かってきたのです。

しかし、メカがしっぽが直撃してあっさり吹っ飛んでしまいます。
シシコがやられる様子を目の当たりにしたカエンジシは、怒りに我を忘れてオーバーヒートを放ちます。
ですが、なんとスイスイスイコームマーク2は、その炎を自らの攻撃として撃ちだす二段構えの機能を備えたメカだったのです!

シシコを思うカエンジシの力を逆に利用するとは、結構えげつないですね~
カエンジシは我を忘れていて、オーバーヒートは止まりません。
その威力は、ゲコガシラのみずのはどうがまったく効かないほどです。

すると、ここでシシコが一人飛び出して、メカに向かっていきました。
炎攻撃の直撃を浴びても、まったくひるまず歩みを止めません。
カエンジシを助けるという一心で行動しているのがよくわかります。
そしてついに、カエンジシのいるケース内にたどり着き、カエンジシをなだめることに成功しました。
ゲコガシラがいあいぎりでケースを破り、最後はピカチュウの10まんボルト、シシコ&カエンジシのダブルかえんほうしゃで決着です。

シシコが一人前になるまではカエンジシが見守り、カエンジシのピンチにはシシコが自ら立ち向かう。
シシコの成長と親子の絆を描くのに、とても丁寧に話が作られていたと感じます。
最後にお互いのおでこを認め合うように合わせたシーンは、象徴的でした。

そして、シシコは一匹で去って行きます。
これからカエンジシに進化して、自分も群れを持って子どもを育てていくんでしょう。
サトシたちがカエンジシと一緒に見送る側だったことも、この回での立ち位置を明確にしている気がします。
食料を得るという試練も、ロケット団を撃退するのも、中心になって乗り越えたのはあくまでもシシコでサトシたちは手助けをしたにすぎません。
一見主人公らしからぬ傍観者的動きをすることで、相対的にシシコに主眼を置かせようとしたのではないかと思います。

いつもとはかなりテイストが違いますが、たまにはこういう話も面白いですね。
がんばるシシコがかなり好きになりました!
アニメを見て、新たに好きなポケモンを開拓するのも楽しみの一つです!

さて、おまけコーナーはオスとメスで姿の違うポケモンを紹介しつつ、あのカエンジシの群れの映像が。
今回一人立ちしたシシコの兄弟たちも、いつかは一人立ちの試練に臨むんですね~。がんばれ!

次回は、また珍しい内容になりそうです。
ピカチュウが見た夢?の中では、サトシチームのポケモンたちが人間の言葉をしゃべってる!?
無印時代の遭難の話を思い出します。
あの時は、字幕でポケモンの台詞が出てたんですよね。
意外なしゃべり方をする子もいて、個性が感じられるかなり好きな回です。
とにかく、ゲコガシラの語尾がござるだったことに動揺を隠しきれないのですがどうなることやら…
今からかなりワクワクしています!
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動物番組かな

仰る通りいきもの地球紀行を見ているかのようなお話でしたね、サトシ一行があまり介入しないのはヌメラの湿地帯経験もあったでしょうね、ユリーカを止めるサトシの顔つきが忘れられない1話となりました

スモッドさんへ

コメントありがとうございます!

ポケモンで現実的な厳しさが描かれることってあまりないので、新鮮でとても楽しかったです。
湿地帯回もそうでしたが、いろんな場所に生きるポケモンの多様さなんかが取り上げられるのはいいですね!
多角的ないい味が出てきたな~と思います。

ユリーカの目線を入れることで、小さい子も考えられるようによく工夫されてるなと感じました。
そして、サトシの主人公っぽさがよくわかる!
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