アニメ「ハイキュー!! セカンドシーズン」第23話「”チーム”」

今回は、アニメハイキューの感想です。
原作の展開を踏まえて書いているところがありますので、アニメ派の方はお気をつけください。

いよいよ最終第三セットが始まります。
クライマックスに向けての気持ちの盛り上がりもありますが、このセットで青城との戦いは終わってしまうんだな…という寂しさを早くも感じています。
原作を読んだときはまだアニメがあるという思いがあったわけですが、これで本当に最後になってしまうので…
初めて青城と試合をして、及川さんが出てきたときはなんだかいけすかないチャラい感じだなぁと、そんなに気になってなかったんですが、いつのまにかこんなに好きなチームになっているとは…

及川さんが一人目立ってしまいがちな青城ですが、チームとして見ると、強豪校らしい厳しめの関係性がありつつチームとしてもまとまりがあると感じます。
先輩がしっかり先輩の役回りをして後輩を気遣ったり導いたりして、後輩は先輩を尊敬してついて行くみたいな関係かなぁと。
烏野とはちょっと違うあり方ですね。
今回は、そんな”チーム”としての青城が表れている話です。

本編に行きますね。
セット開始前、両校指導者陣からの言葉があります。
青城の入畑監督は、選手の自主性重視という立場なのであまり試合中発言しませんが、こういうときに「お前たちは強いよ」と力強く激励の言葉をかけ、これは力になるだろうなと思います。
ここで一人だけ無反応の狂犬ちゃんを矢巾がなにか言いたげに見ています。
新戦力として加入したとはいえ、ほとんどなじめていない狂犬ちゃんとチームというのが今回の主なテーマになってきます。

第三セット最初の得点は、旭さんのサーブを拾い、綺麗に得点した青城。
そして、のっけから脅威の及川さんのサーブがやってきます。
とにかく連発させたくない、なんとか上げてくれという精神的にもかなり重圧を与えている及川さんサーブ。

一本目は、旭さんが上に上げるものの狂犬ちゃんに叩かれて失点。
向かい合う格好になった田中とにらみ合います。
チームの柄が悪い代表として、ちょっと似ている二人ですが案の定意識しあってるようです。

及川さんのサーブは続いています。
二本目は、大地さんが気合の入ったダイビングレシーブで拾うことに成功。
田中が狂犬ちゃんからブロックアウトを奪いました。
またしてもにらみ合っている…。
田中はもう慣れたし、性格もよくわかってるので威嚇も愛嬌と捉えられるのですが、狂犬ちゃんは考えがいまだにあんまり読めないのでちょっと怖かったりします(笑)
そして、この二人がガンをとばしているところをじっと見つめるツッキー。

今度はお返しとばかりに、狂犬ちゃんが田中に当ててブロックアウト。
及川さんも松川も、狂犬ちゃんの調子は上々と見ているようですが、この時点で結構頭に血が昇ってるんじゃないか…。
旭さんがいいコースに決めてきたサーブを拾えず、大きく舌打ち。
花巻の声掛けにも無反応です。
狂犬ちゃんはなんかこう、周りを一切切り捨てている感があるんですよね。
だから、チームメイトの声を耳に入れようとしないし、イライラが全部自分の中で堂々巡りしていて、どんどん一人で余裕がなくなっていく感じ。
こっちは危うくてヒヤヒヤしてしまいます。

潜在的な不安をはらみつつ、またしても及川さんサーブのターンがやってきます。
幸運にもサーブはネットにかかり、烏野が攻撃を返しますが、青城もそれを拾って狂犬ちゃんにトスが上がります。
狂犬ちゃんがスパイクを打ってこようとしたとき、ツッキーが田中とスイッチしてどシャット!
第二セットから田中と狂犬ちゃんが意識しあっていたことを見抜いたツッキーが、田中のいるストレート側に打ってくると予測して入れ替わったのです。
そして、瞬時にそれを察した縁下の観察眼もすごいな~。
さすが一、二年の行動パターンに精通しているだけのことはあります(笑)
これで及川さんサーブを一本で切ってみせました。

自分で獲り返せと、狂犬ちゃんにトスを上げる及川さんですが、ツッキーが冷静にアウトと判断し失点。
烏野がこのセット、初めてリードを奪います。
狂犬ちゃんはまんまと煽りに乗せられてしまいました。
田中の煽っていく習性(笑)をうまいこと利用したツッキー。
練習試合で見事な煽りコンビネーションを見せていた二人が、今回も見事にやってくれました!(田中は気づいてないけど…)

CMを挟んで狂犬ちゃんの回想が入ります。
チームになじめず、地域の体育館で大人のチームに混ざって練習していた狂犬ちゃん。
彼がバレーをやっているのは、小学生くらいのころに見たプロの試合で活躍する選手に憧れたからでした。
だから、多分彼がバレーでやりたいことは、その選手みたいな強いスパイクを打つこととかであって、チームスポーツとしてはほとんど考えてないんじゃないかと思います。
周りのことはどうでもよくて、自分が強いかどうかが大事。
勝利への欲求は強いけれども、そのために周りと協力するという考えはないんだろうな、と。

そのせいで、結局自分の中で解決できないからタイムアウトを挟んでも調子は戻らず、スパイクミスを重ねてしまいます。
励まそうとする渡の手も、乱暴にはねのけてしまいます。
見かねて岩ちゃんに喝を入れさせようとする及川さんですが(「行け」ってw)、その前に交代が告げられます。

ベンチに戻ると、矢巾が狂犬ちゃんに思いをぶつけます。
今までさんざんなにか言いたそうな雰囲気でしたからね。
矢巾としては、急に戻って来て試合に出ている狂犬ちゃんに、そもそも不満があるわけです。
それを容認した三年生も冷たいと言います。
それは、今まで真面目に部活に出てきたほかの部員に対して。
それから、チームの勝ちに必要な、言ってしまえばそれだけのものとしてチームに組み込まれる狂犬ちゃんに対しても、という感じだと思います。
ここの三年生の会話は、あくまで勝つことのみをとても現実的に考えていると読み取れるんですが、このあたりが烏野にはないシビアな部分ですね。

でも、矢巾がムカついている本当の理由は、先輩の最後のチャンスに狂犬ちゃんが泥を塗るなということでした。
ここで先輩たちの部活を終わらせてほしくないというとても単純な感情です。
だから、「力を貸してくれ」と言ったんですね。
控えである以上、どんなにチームのことを思っていたって役には立てないから、頼むしかないというのは相当悔しいはずです。
つまり、矢巾にとって青城というチームは、自分の不満を全部我慢して、気に入らない相手に頼み込んでまで勝ってほしいほどのチームだということです。

この矢巾の思いは、狂犬ちゃんにどう受け取られたのでしょう。
今まで、こんなふうに正面から狂犬ちゃんにぶつかってきたチームメイトはいないでしょうね。
中学時代の様子を見るに、とにかく周囲に怯えられて、腫物に触るような接し方をされてきてたみたいです。
周りと協力しようという考えが頭からないわけだから、当時のチームメイトを責めることはできないと思いますが…。

そんなスタンスは青城でも変わっていないのに、それでもぶつかってきた矢巾。
明らかに調子を持ち崩していることがわかっていて、なおトスを上げてくる及川さん。
その行為は全然優しくないんですけど、でも確かに狂犬ちゃんの力を必要として、頼りにしているんです。
中学のチームメイトとは比較にならないくらいに。
そうでなければ、調子が悪くなった時点であっさり引っこめてるし、なにも言わないわけで、こういう信頼もあるんだな…とハッとしました。

体育館で自主練している狂犬ちゃんを見ていた社会人チームの清さんという人も、部活に出ない狂犬ちゃんは楽な道を選んでいると指摘していました。
チームは、頼もしいけれど時に重圧となる。
そりゃあ、チームの勝ち負けは自分一人じゃなく、チームメイトそれぞれのものでもあるんだから当然です。
一つのミスがチーム全体の足を引っ張ることになってしまう状況っていうのは、私は経験がないけれど、想像するだけでかなり気が重いです。
バレーは特に攻撃一つとっても、一人では成立しえないスポーツだから、チームを感じる機会はより多いのではと思います。

だからこそ、チームが一つなれた瞬間の達成感も、個人競技では得られない特別なものだろうなぁ。
みんなでなにかを成し遂げる快感って、すごく気持ちいいものだと思っているので。
だから、狂犬ちゃんが戻った直後に完璧なインナースパイクを決めた瞬間、集まってくるみんなが心底嬉しそうな表情に見えました。

自分の力を高めることを重視している狂犬ちゃんだからこそ、それを認めて信じてもらえることに目を向ければ、きっと嬉しいはずだと思うのです。
及川さんがボールを差し出した時に返事をして受け取ったのを見て、こういうチームであることの良さや楽しさを、狂犬ちゃんがちょっとでも実感してくれたかなと期待しています。

そんな感じで青城も再び調子を取り戻してきました。
烏野からリードを奪い、折り返します。
コースを読まれて拾われ始めて日向の速攻に関して、影山はもっとうまく使わねば…と頭を悩ませています。
旭さんとノヤっさんのやりとりは、相変わらず面白い。どっちが先輩かっていう(笑)
こういう先輩後輩関係も、根っこのところにはやっぱり尊敬があると思いますね。

そして、三度目の及川さんサーブ。
中盤にさしかかり大量失点は避けたいところなので、サーブを切らねばというプレッシャーも大きくなってきそうです。
大地さんがギリギリ拾うも、相手側に返ってチャンスボールに。
トスは金田一に上がります。

金田一との関係性でも、及川さんのセッターとしての優秀さが浮き彫りになります。
トスに対して勇気を出して要求を出した金田一ですが、このままいこうと却下されてしまいます。
でもそれは、金田一が打点を高くしたこのトスも打てるポテンシャルを持っていると見抜いていたからです。
中学時代の影山も、あるいはそれを感じて例の無茶ぶりトスを打っていたのかもしれませんが、同じことを巧みにやってのける及川さんの選手の力を引き出す手腕の凄さがよくわかります。
IH予選時の国見に対してもでしたが、元北一チームメイトへの対応で比較されると、どうしても影山との差が際立ちます。

ちなみに、金田一のこういう先輩に対しておそるおそるになっちゃうところが結構好きです。
最初は影山に突っかかるだけの奴かと思ってたら、岩ちゃんへの「ハイ、イイエ」とかが真面目で融通きかなそうでかわいいです。

及川さんの非凡さに気圧されそうになっている影山をハッとさせるのは、やっぱり日向です。
前衛に上がってくるなり、「俺がいればお前は最強だ!」ですからね!
もともとは影山が日向に言ったこの台詞、お互いに言い合える関係になれたっていうのがすごくドラマチックだと思っています。
チームにおいて、この言葉通りにできたらそれは本当に理想形ですよね。
及川さんもこの二人のコンビについては、認めざるをえなさそうです。

そして、その後の攻撃。
はりきりすぎて前に跳び過ぎた日向に影山は、ネットのほぼ真上へトスを上げます。
ネットのすぐ前、誰もいない位置に打ち落とされるスパイク。
偶然とはいえ、影山が見事に日向に合わせた一撃で今回は締めです。
試合の前に言っていたこと、それだけ及川さんがチームを活かすセッターであろうとも、烏野なら、日向なら、その最大値を引き出せるのは影山だということ。
それをはっきりと証明しました!

狂犬ちゃんの心情や青城というチームについて考えることの多かった今回ですが、最後に変人コンビの速攻が気持ちよく決まってスカッとしました!
チームスポーツは、常に他人と一蓮托生というのが難しいところですよね。
「一人じゃないから信じて跳べ」というのがハイキューのキャッチコピーの一つですが、これの持ってる逆の面を見せられてる気分でした。

次回はいよいよ青城戦もクライマックスです。
そろそろアニメハイキューも終わりに近づいてるんだな…と実感しています。
でも、試合自体はここから見せ場がいっぱいあるので、楽しみにしていきたいと思います。
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何度も書き込み、すみません…
前回の書き込む時に、一つ忘れてました。
(>_<)

そんなに大げさな事ではないのですが、アニメ23話を何気なく観ていて…。

狂犬ちゃんが中学時代を回想してる場面で、狂犬ちゃんの中学と対戦してるのが『長虫中』となってましたが。
あれっ?スガさんの出身中学!?…と思って。


今回、原作にない描写が結構、出てきましたね。

狂犬ちゃんが部活に行かず、でも練習したくてお邪魔していた町内会チームの人が、試合観戦にきていたり。

矢巾が狂犬ちゃんの行動に文句を言う前の、
松川『あんまり、せめるなよ』
矢巾『すみません、我慢できません』
的な会話。

どちらも原作にはなかった描写ですが、いい味を出してましたね。

大地さんファンですさんへ

コメントありがとうございます!

アニメオリジナルの展開については、私もあれっ?と思ったので調べました。
こういう細かい描写を追加してくれることで、よりストーリーに深みが出てますよね!
清さんが狂犬ちゃんをとても心配してくれていたことや矢巾が先輩に逆らっても、思いをぶつけようと必死だったことが伝わってきました。

中学については、やっぱり同じ地域の学校同士、キャラの交流はなくても対戦しているという様子を出しておくことで、リアル感が出るんじゃないかなと思っています。
話を聞いていると、練習試合の相手の学校ってそこまで多くなくて、割と固定された学校同士でやっているみたいなので。
知っている学校名が出てくると、ちょっと嬉しくなったりします。
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