アニメ「ポケットモンスターXY&Z」第20話「エルVSセレナ!開け未来への扉!!」

今回は、アニメポケモンの感想です。

トライポカロンマスタークラス後半戦。
いよいよ準決勝、決勝の模様が描かれます。
先に言ってしまうと、セレナのトライポカロンの集大成であり区切りではあったのですけど、決して夢のゴールではなく、タイトル通りこれからへのスタートラインだと感じました。
EDが特別仕様の「ドリドリ」なんですが、その歌詞や映像を見ていると、これまで歩んできた道のりが思い出されて、そしてこれから新しい大好きに向けて進んでいくんだなぁととても感慨深い気持ちになりました。

シリーズ終盤でもないこのタイミングに、トライポカロンのラストを持ってくるのはどうしてだろう?と疑問だったのですが、マスタークラスが終着点ではないことを印象づけるためだったのかなと思っています。
セレナの出した結論から、今後彼女が旅をしていくなかで最後にどんなことを言うのかが、物語にとって真に重要なことだと思いますし、それがセレナというキャラクターを通して描きたかったことなのでしょう。

さて、本編に入ります。
準決勝を前に応援側も気持ちが高まります。
特にコジロウですね。
よほど思い入れがあると見え、必死に声援を送るも途中で無情にもカット(笑)
私たちの見ていないところで、どんなロケット団にはどんなドラマが巻き起こっていたのか…

準決勝からは一人ずつでのパフォーマンス。
トップバッターはムサシです。
「ロケット団団歌」をBGMに、持ち味のダイナミックなパフォーマンスを繰り広げます。
パンプジンのやどりぎのタネで、ステージ上に大木を生やして目を引いています。
ムサシがダンスを披露するのは珍しい気がしますが、身体能力は折り紙つきですから、軽やかな身のこなしを見せてくれます。
ニャースはパンプジンと手を取って、空中を飛び回っています。
大木は一つに合体してムサシを高く持ち上げ、その周囲をタネばくだんの花火が彩ります。
フィニッシュはニャースが大木をみだれひっかきで切り裂き、華麗に着地して全員で決めポーズ。
最後まで、ありがちなかわいい系、綺麗系に収まらない「らしさ」のあるパフォーマンスでした!

ムサシは、毎回どんなことをやってくれるんだろう?という期待が一番大きいんですよね~。
ニャースもバトルと違って、パフォーマンスではかなり活躍してるし、ロケット団ファンとして嬉しい限りです。
コジロウの応援も(笑)指笛鳴ってない!

次はサナです。
得意のフシギソウのつるで持ち上げてもらうパフォーマンスからスタートします。
フラベベのようせいのかぜで辺りを包んでから、つるのムチで竜巻のように巻き上げます。
そのきらびやかな空間で軽快にダンス。
ようせいのかぜの使い方が、セレナとはまた違って面白いですね。
最後はソーラービームとムーンフォースのをぶつけ、綺麗な光の爆発を演出しました。
今まで披露してきたパフォーマンスを、さらに磨いているのがよくわかりました!

ラストはセレナ。
スタートは、ニンフィアのスピードスターでキラキラを降らせ、その中でのダンス。
ニンフィアのリボンでセレナと手をつなぎながら踊っているのがかわいいです。
ストーンエッジを足場にしてニンフィアがジャンプ、上からようせいのかぜを起こし、セレナとヤンチャムを空中に浮かせます。
ジャンプという動作だけでも、ニンフィアの身のこなしは流れるように洗練されています。
セレナとヤンチャムは手をつないでいて、ポケモンとのボディータッチが多いことに、一緒に楽しんでいるという一体感が現れているように感じます。
最後は、落ちてきたところから手をついて回転し着地するという振付だったのですが、ここでセレナが着地を誤り手首を痛めてしまいます。
ニンフィアがうまくリボンで体を支えて下ろし、それが演出のように見えたので、表面上はなにもなさそうに映っていたのですが…
ヤシオさんとエルさんは異変に気づいてました。

サトシたちもアクシデントには気づかず、パフォーマンスの成功に盛り上がっています。
ハリマロンとデデンネは肩を抱き合って号泣、ホルビーが面倒を見てました(笑)
ハリマロンはニンフィアが気になってたのでわかるけど、デデンネはなんで泣いてるんだ!?
今までパフォーマンスに興味を示してる様子もなかったけど、空気に流されてるんでしょうか…

決勝に進出したのはセレナ。
サキさんは喜びのあまり、近くに座っていた人に、自分の娘だと言って回っています。
ニャースたちはムサシの敗退に動揺していましたが、当の本人は満足したみたいです。
ムサシの基準がよくわからないけど、とりあえずめでたしですね!

サナはセレナを応援するのですが、やっぱり悔しさがあるようで涙声でした。
「ここの誰よりもすごかった」という言葉に重みを感じます。
負けていった全員の夢を背負わなければならないというのは、やっぱり並大抵のことではないでしょうね。

決勝前、怪我に気づいてヤシオさんはセレナの控室にやってきて、決勝を辞退するよう勧めます。
しかし、セレナは「諦めたくない」と言い切ります。
なにもなかった自分がポケモンたちとやっと見つけた夢だから、と。
自分にはなにもなかったなんて、結構否定的なことをはっきりと言うのはアニポケにしては珍しくて、それだけ現実的な目線で真摯にセレナの問題を描いてきたってことですね。

そして、そのセレナの台詞がヤシオさんが指導していたころのエルさんと重なりました。
応急処置をしてもらって、セレナは決勝に挑みます。

フレイ大会でヤシオさんに厳しい言葉を言われたときといい、セレナ一人が問題の渦中にいます。
サトシたちは一緒に旅をしている仲間だけれど、夢に向き合う時、それは自分一人のことだから、少し厳しいようでもありますが、彼女だけの力で切り開いていくようにさせているのだと思っています。
もちろん仲間同士、アドバイスしたり励ましあったりはするのですが(この後のサトシとセレナのシーンのように)、そういう助け合うべき場面と区別しているところに、登場人物の成長をきちんと描こうという思いを感じるのです。

ついに決勝が始まります。
エルさんもセレナの覚悟を察して、本気でぶつかり合う気持ちを固めます。

まずはセレナのパフォーマンスから。
「ドリドリ」が流れ、動き出しの振付もEDと同じです。
ED映像でも強調されてましたが、あのEDのころと今との違いがはっきりわかります。
あの時、セレナは踊っている自分たちを夢で見ていました。
それが今は現実になって、カロスクイーンを決めるステージ上にいる。
変わりたくて見つけた夢に、限りなく近づいているのです。
しかも、歌っているのがセレナ本人になっているというところが、とてもドラマチックな演出ですよね!

テールナーのかえんほうしゃ、ヤンチャムのあくのはどう、そしてあの時はいなかったニンフィアのスピードスターがぶつかり合い、キラキラの火の粉が降り注ぎます。
ポケモンたちが目立った後は、テールナーの小枝をパスし合って、セレナと二人でステージに炎の円を描きます。
その中央で巻き上がるようせいのかぜ。
EDの演出と重なります!
ヤンチャムのストーンエッジの足場からニンフィアのようせいのかぜで、今度は全員を持ち上げ、今度は渦の中で三匹のわざがぶつかります。
渦が球体のように広がった後、花びらのように開きました。
この最後の演出は、とにかく綺麗という感想しかでてきませんでした。
セレナのこれまでがすべて詰まっていたパフォーマンスだったと思います。

さて、エルさんのパフォーマンスは、カロスクイーンの貫禄にあふれたものでした。
もう最初のマジカルフレイムとサイケこうせんの炎の演出から、ハッとするほど美しい!
ビビヨンに持ち上げられて空を舞う様子はディズニーのお姫さまみたいで、女の子たちが憧れるのもわかります。

観客たちが引きこまれているのを見て、セレナは自分との違いに気づきます。
エルさんがみんなに笑顔を与えているということを直に知ったのです。
自分はみんなに助けられて、支えられてここに立っているけれど、カロスクイーンは「与える」存在なのだということ。
それがヤシオさんの指摘した点だったわけです。
自分たちが楽しかったと、一人の中で完結して満足していたことへのダメ出しだったんですね。
アメリアに足りなかったものも、この他人への目線でしょう。

結果的に、割と大差でエルさんの勝利だったのですが、最後にエルさんが「楽しかったね。また一緒にステージに立とうね」と手を差し出しました。
エルさんはみんなに与えつつも、楽しむ気持ちを持ってパフォーマンスをしていたわけです。
セレナがパフォーマンスに見出していた楽しさは決して否定されてはいないので、この気持ちを忘れなることなく、さらに高いところを目指してほしいと思います。

決勝後の控室、セレナの思いを聞いたヤシオさんは、一緒に来ないかと誘います。
パフォーマーのすべてを教える、と。
それはサトシたちと別れなければならないことを意味しているので、セレナは悩みます。
でも、その夜、サトシに言われたことで決意を固めました。
「悩むこともあるけど、とりあえず動いてみる。無駄なことなんてなにもない」
まさにサトシらしい意見ですが、もとがなかなか動き出せない性格だからこそ、そういう引っ張ってくれるところにセレナは惹かれているのかもしれません。
セレナの行動のきっかけになるのは、旅に出るときも今回もサトシですね。
今回はサトシと別れる決断になるかもしれないのですが…。

それぞれのライバルたちも、再戦を誓って別れていきます。
みんなまた登場してほしい気持ちでいっぱいです。
特に、ミルフィは一番好きなので。
またセレナをからかって引っ掻き回してほしいです。
というか、セレナの恋はそうでもしないと動かないんじゃないかな…!

ロケット団も、さらに結束を固めてましたね!
今まで振り回されっぱなしだったコジロウたちでしたが、ムサシはちゃんと感謝してたんですね~
それでも食費はコジロウ持ちなのがらしくてとてもいいですが、大喜びで受け入れるコジロウもなんともいえず大好きです。
ロケット団のこの雰囲気が、うまいこといえないけど好きなんですよね~

翌朝、セレナはヤシオさんに今は一緒に行けないと答えます。
このサトシたちとの旅を最後までやり遂げて、この旅に対する答えが出るまで待ってほしい、と。
なんとなくで家を出て、サトシに誘われたからついて行っただけの旅に、セレナがそこまで真剣に向き合おうとしていることに驚きました。
ヤシオさんは納得するまで待ってくれると言いましたが、この先セレナはなにを見つけるのか。

まずは、サキさんにヤシオさんから誘われていることを言えるかが問題ですね。
これを受けたら、もう引き返せない人生の選択になるということで、セレナはためらっているのかもしれません。
サキさんは控室前で聞いていて、もう知っているんですけどね。

さて、セレナのこれからにとても興味がわいていて、トライポカロンの一応の終わりであるはずなのに、全然終わったという感じがしないところがすごいですね。
おそらく、セレナは最後にサトシたちとの別れを決断すると思いますが、彼女が初登場時と比べてどう変わったのか見られるのを名残惜しいながら、とても楽しみにしています。

そして、楽しすぎるおまけコーナー、パフォーマー通信も今回で最終回だそうです(泣)
あの子供向けにしては濃すぎる掛け合いをもう聞けないのが寂しくてなりません。
三回だけっていうのは短すぎやしませんか!?
あんなにいいキャラしてるのに!

さて、次回は一回お休みでそれ以降は放送時間が前倒しになるようです。
今まで夜七時開始に慣れ親しんできたので、なんとなく寂しい気持ちになります。
放送改変期で知ってる番組が終わったり変わったりするのは、いつでも寂しくなってしまうんですよね…。

久々にユリーカとシトロンメインの回ですね。
シルブプレに新しい展開があるんでしょうか。
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色々凄すぎて

ロケット団やサキがセレナとヤシオの話を聴いた後寂しそうに覗いている姿など、周りだけでも十分見ごたえがある回ですが、ドリドリを歌だけでなく演技としても再現してくるし、エルと戦うための決断、エルに勝てなかったことに気が付き、新たな道の決断、そしてサトシと旅をつづける決断、どれもが重い決断ですが、これをセレナがやってのけた、家を出たかったあの頃とは別人のように成長しているセレナ、それでもこれからさらに進化するわけですから今作の勢いはすさまじいですし、今回の凄まじさの余熱はしばらく燻りそうです。

スモッドさんへ

コメントありがとうございます!

本当に、セレナのこれまでの集大成にふさわしい一話でしたね。
いろんなことがありすぎて、語りつくせない思いです。
セレナだけでなく、ロケット団にも、サナたちライバルにも新しい出発があって、それぞれの物語はまだまだ続いて行くんだなぁと感じられたことがとても印象に残りました。
ここを越えて、セレナがどんな姿を見せてくれるのか、さらに期待したいですね!
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