アニメ「ポケットモンスターXY&Z」第28話「迷いの森…進化の夜明け!」

今回は、アニメポケモンの感想です。

前回、エイセツジムでサトシゲッコウガになったにも関わらずウルップに歯が立たなかったサトシ。
ナレーションでも惨敗と言われてしまっています。
前回、今回ともにタイトルの読み上げがなかったことが意味深ですね。
今回は悩めるサトシとゲッコウガの解決編ということですが…

早速本編です。
前日の夜に出て行ったまま戻らないサトシ。
朝になると、ゲッコウガもポケモンセンターからいなくなっていました。
セレナは、サトシを探すために森に入って行きます。
サトシは一晩一人で考えても、依然全責任は自分にあると思い込んでいて、「俺がしっかりしなければ…」という思考に陥っています。

一方、ポケモンセンターではピカチュウがほかの手持ちをモンスターボールから出し始めます。
この時のボールが大きくなるピヨヨンという音、久々に聞いて無印のころを思い出しました。
三匹はサトシがいなくなったことを知って、意気消沈した様子を見せましたが、ルチャブルが自主トレを始めました。
自らトレーニングする流れは、ファイアローたちにも広がっていきます。
サトシのために、自分たちができることをしようということですね。
ルチャブルたちには、多少の負けでは揺るがないサトシへの信頼が出来上がっている証拠だと思います。

そのころ、ぼんやり座り込んでいるサトシを監視していたのは、久々に登場のロケット団。
こっちも各々個性を感じさせる防寒具を着ていて、いい感じです。
ニャースの耳型になっている帽子がかわいいですね!
コジロウの帽子も、男の人としてはかわいい系だな~。
ムサシはファーがついててゴージャスな印象ですね。大人の女性っぽいな!
サトシとピカチュウが別々なことに気づいて、ゲットのチャンスとにんまりしていますが…。

また場面が変わって今度はゲッコウガ。
一人、これまでの二度の敗戦を思い返し、悔しさを見せていました。

さて、サトシのところにセレナがたどり着きました。
サトシの悩みを聞いて力になりたい、トライポカロンの経験からサトシの悔しさを理解できると訴えるセレナ。
しかし、サトシは「セレナに何がわかるんだよ!俺の問題なんだからほっといてくれ!」と声を荒げて、突っぱねました。
らしくない反応ですね…。

すると、セレナは泣きながら雪玉を投げつけ、今のサトシは全然自分の知っているサトシじゃない!と言い残して去って行ってしまいました。
いつでもサトシに肯定的だったセレナがここまではっきり言うとは思いませんでした。
しかも、雪玉をぶつけるという実力行使までするとは…。
それだけサトシへの思いに突き動かされたからだと思いますが。

雪玉が顔面にヒットして、仰向けに倒れたサトシ。
「サトシらしくない」という言葉が相当響いたようで、なんと考えることを止めてあっさり吹っ切ってしまったのです。
「とりあえず動く。動けばなんとかなる。」って前も言ってたけど、まさかこんなに早く立ち直るとは…。
でも、それがサトシだよなぁなんて、不思議と納得してしまいました。

セレナに感情をぶつけた行動をサトシらしくないと書きましたが、もし無印時代のサトシだったらべつに怒鳴っても不思議じゃないなぁという気もします。
じゃあどこをサトシらしくないと感じたのだろうと考えると、負けをすべて自分の責任にして「一人で」悩んでいたことなのかな…と思い至りました。
サトシにはいつだってピカチュウや頼れる仲間がいましたが(タケシの存在が一番大きかったと思いますが)、それをなくして、もしくは遠ざけて自分の内へ内へ意識が行ってしまっていることに今までとの違いを感じていたのだと思います。
このことは、サトシを精神的に一番年長者にしたXYの設定的にそうならざるをえなかったわけで、当初XYのサトシは大人だな~なんて感心していたところからこんな問題が起きようとは…。

なんだかんだ言ってサトシは(メタ的には)もう20年近くトレーナーをやっているわけですから、いつまでも初心者がぶつかるような困難を乗り越え、成長していくような物語はワンパターンだし作れないよな…と感じていました。
ジム戦敗退だって、何度もリーグに出場しているんだから、それなりの理由がないとなんだか腑に落ちないような気になってしまいます。
だからこそ、今までとまったく違う試練を与えたのかもしれません。
未知の巨大な力と困難に際して頼りたくなってしまう存在を奪うこと。
XYのキャラ設定は、サトシにこの試練を与えるためになされたのかと考えると、本当に深いなぁと感じ入ってしまいます。

XYのサトシはなんだか違うと書きましたがそれでも、走り出した姿を見て、考えるより動いてそこからつかみ取っていくのがサトシだという、一番根本的なところは変わっていなくて安心しました。
今までの仲間と冒険で積み上げてきたものは、ちゃんとサトシの中にあって、XYの随所でそれは見られてましたから、そこまで心配する必要もなかったと思い返してみて気づきましたね(笑)
だからこそ、ここまでセレナたちを引っ張ってこられたわけだし、セレナの言葉で自分を取り戻せたことは、彼女がサトシに影響された結果としてあるので、サトシ自身の持っていたものが巡り巡って還ってきたといえます。

さて、あてもなく走り出したサトシはずっこけ、崖を滑り落ちていきます。
運よく崖下で寝ていたカビゴンのおなかがクッション代わりになって助かったと思ったら、寝返りをうったカビゴンに潰されそうになって慌てて逃げだして…。
こんな展開、無印のころはよくあったな~。
一息ついてあたりを見渡したら、木々の隙間から光が差し込んでいて、これはサトシの前途が開けたことを表しているのかもしれませんね。

そのころ、サトシを待って自主トレに励むピカチュウたち。
ポケモンセンター付近の空はどんよりとした曇り空で、まだこっちが明るくなるのはもう少し先になりそうです。
サトシのところから帰ってきたセレナは、まだ怒り心頭といった様子。
すると、雪が降り始め、どうやらこれから激しくなってくるとのことです。

ピカチュウに呼びかけられ、最初は放置しようとしていたセレナでしたが、結局サトシを連れ戻しに行くことに。
ユリーカたちも着いて来ます。
悩んでああ~!!ってなるところがサトシとそっくりでしたね。
ハルカの時も言われてましたが、セレナも随分サトシに似てきたなぁ~。

ゲッコウガはというと…
昨夜サトシが自分に謝り続けていた言葉を聞いていたようです。
ゲッコウガが一番気に入らなかったことは、サトシがゲッコウガに対して一切責任があると言わず、サトシ自身だけをを責めていたことかなと思いました。
サトシとゲッコウガ、二人でバトルに臨んで負けたのに、その負けをサトシは自分の負けとしか考えていない。
ゲッコウガは強くなるために非常に自分自身に対してストイックでしたから、負けをゲッコウガに関係ないサトシだけの責任にされることに耐えられなかったんじゃないでしょうか。

雪が強くなってきて、サトシはちょうどいい感じのほら穴を見つけて避難していたのですが、セレナたちはサトシを見つけられずに森の中で捜索を続けていました。
吹雪からユリーカを守るルチャブル、オンバーンの師弟コンビがよかったですね~!
雪は苦手なはずなのに、小さい子を守ろうとする優しさが素敵です。
特にオンバーンは、オンバット時代は守られる側だったけど、ルチャブルの正義感を順調に受け継いでカッコよく成長してますね!

一人でいるピカチュウの前に、ゲットの好機とばかりにロケット団が現れます。
ソーナンスも耳当てとダウンがよく似合ってます。(耳ないけど…)
ピカチュウはピンチかと思われたのですが…
電撃を食らわせると全然いつもの手ごたえがないと、なぜかダメ出しされてしまいます。
尾てい骨がどうのこうの…って前も言ってたけど、完全にピカチュウの電撃マイスターと化してますね(笑)
しっかりダメージは食らってるはずなのに、ピンピンしてる…。

こんなピカチュウじゃゲットしても意味がないと帰ってしまいました。
ピカチュウの不調は、まあサトシの件が原因でしょうけど、これは完全に予想外でした。
何かあったの?と聞かれるピカチュウですが、あったというか、なかったというか…。
ピカチュウとしては、本当に「なんなんだよ!?」という気分になりそうですね~。
でも、サトシとゲッコウガだけの問題になりそうなところに、ピカチュウの不調をアピールすることで、ピカチュウだってサトシを心配してるんだと忘れず描かれていてよかったと思います。
この後、ロケット団はさらにいい働きをしてくれます。

天気は予想通り大荒れになり、セレナたちは吹雪にさらされてしまいます。
そこで、プニちゃんがセルを使って風雪を凌げそうなほら穴を探し当ててくれました。
サトシのことを案じ、なんだか暗い雰囲気のセレナたちサイドに反し、サトシの方は悩むのをやめた結果いつものサトシにかなり戻っていて、そんなに心配する必要もない様子でした。
心配されてる方が全然深刻そうじゃないっていうすれ違いには、苦笑してしまいます。

森のポケモンたちにほら穴に入ることを促し、みんなで集まって吹雪を凌いでいました。
サトシはトレーナーになる前にも似たような状況になったことがあったようで、それを思い出しますが…
外から聞こえる鳴き声で、木の上に固まって震えているコフーライの群れを見つけたサトシ。
コフーライたちを助けるため、外に飛び出していきます。

そのころ、ゲッコウガのもとにこっそりユリーカたちのところを抜け出したプニちゃん(20%フォルム)がやってきていました。
サトシの居場所をゲッコウガに伝えるためです。
プニちゃんがサトシたちの問題に、ここまで積極的に介入したのには驚きました。
行った先がゲッコウガのところというのも、ここまでゲッコウガはなんのフォローもなく一人で悩んでいたので、バランサーらしい選択かなと感じました。
情報を教えるだけで、この後どうするかはお前次第だと言っているようでした。
ゲッコウガは頭を下げて礼を言い、走り去って行きました。

サトシは、コフーライを一匹ずつ木から降ろしていましたが、最後の一匹をキャッチしたところで乗っていた枝が折れ、枝が張り出していた崖に落ちてしまいます。
そこへ間一髪駆けつけたゲッコウガが舌でサトシをキャッチ!
ベストタイミングでしたね~。

しかし、風にあおられてサトシがコフーライを放してしまいます。
崖下に落ちていくコフーライを見て、サトシとゲッコウガの「助けたい」という気持ちがシンクロしました。
そして、サトシゲッコウガに!
カルネさんとのバトルの時、あれだけ気持ちが高まらなければ出せなかったはずの巨大水手裏剣も出現しています。
視界を共有しているサトシの指示で、崖から生えている枝を的確に避け、コフーライを見事助け出しました。
その時のガッツポーズも、無意識にシンクロしていました。

バトルに勝ちたいという以外の気持ちがシンクロして変化するのは初めてですね。
バトルを介さなくてもサトシとゲッコウガは一つになれる。
サトシゲッコウガは、この時ようやくバトルのための手段ではなく、サトシとゲッコウガの絆の証としての意味を持てたんだと思います。
シンクロすることで、ゲッコウガをより的確に導くことがこの力の本当の使い方なのだと、崖を下っていくシーンで感じました。
メープルさんの「心は一つ。景色は二つ。」という言葉をまた思い出していました。

さて、サトシが思い出していたことというのは、まだトレーナーになる前に、ポケモンに会いたくて森に行ったら雨が降ってきて、同じようにポケモンたちと雨宿りをしたことでした。
純粋にポケモンが好きで、一緒に旅してバトルして…という未来を思い描いていたころのことを思い出して、一人で焦ってゲッコウガたちを置き去りにしていたことに気づけたようです。
原点回帰して、ゼロから「一緒に」行こうとゲッコウガに頼み、二人はがっちり握手を交わしました。

もう吹雪はすっかり止んでいて、空には満月。
外に出ると、コフーライたちは一斉にビビヨンに進化して、夜空を飛び去っていきました。
心のもやもやが晴れて、サトシたちが一つ進化できたことを象徴しているようです。
今回の空模様は、比喩的な意味があるんだろうな~と見ていました。

そして、セレナたちのところに二人が戻ってきます。
プニちゃんはやれやれという表情。
今回の影の功労者ですからね~。

サトシはセレナにお礼を言って、セレナは「おかえり」と嬉しそうです。
セレナとしては、感情的になったところを後悔していたり、自覚しているかは微妙なところですが、今回確実にサトシに与えることができていたと思います。
与える側になるために、ダメなところはちゃんと正してあげるんだとヤシオさんに言っていましたが、セレナの性格的にそれが一番難しいんじゃないかと考えていました。
でも、今回のことでセレナは予想以上に強くなっていて、心配することなかったな~と安心しました。

プニちゃんはZ2に向けて、サトシとゲッコウガの思い合う姿を見て、ポケモンと人を信じていいのでは?と呼びかけます。
いろいろな出来事を通して変わっていったプニちゃんの心、これからが楽しみになってきました。

これで大団円かと思いきや、サトシの帰還でピカチュウ復調とみたロケット団が襲撃してきます。
あっさりやられて退場していくんですが、いつも通りのピカチュウの10まんボルトを食らって嬉しそうなこと…
こんなどうしようもない悪役なのが、これぞロケット団という感じで大満足でした!
ロケット団も若干シリアスになったり、いろいろ変わっていますが、根本的なところは変わっていなくてまた安心してました。

ポケモンセンターに戻り、リーグの開催地がミアレシティに決定したとのニュースを見て、サトシたちはまたリーグへの決意を強めます。
すると、意気込んでジムに向かおうとするサトシをゲッコウガが呼び止めました。
自分のモンスターボールをサトシに差し出し、足元に転がしました。
これはプラターヌ博士の研究所で、サトシにボールを転がした時の再現です。
もう一度ゼロからやり直そうというサトシの言葉をゲッコウガなりに汲んでの行動でしょうね。
拳とボールを合わせ、二人は本当に対等になれたと思います。

以前、ゲッコウガはサトシに一方的に愛を求めているのでは?というようなことを書きましたが、結局のところゲッコウガは十分サトシのことを考えて、信頼していたんだなぁとわかりました。
トレーナーとポケモンという間柄は崩していませんが、関係性がほかの手持ちより限りなく相棒(仕事仲間とかバディみたいな…?)に近いと今は感じています。
だから、ほかのポケモンとは様子が違うと思ったのかもしれません。
トレーナーとポケモンには、主従という関係性が確実にあると思っていますが、その程度がかなり低いというか。
ちなみに、ピカチュウとサトシの関係は友達だと思っています。

サトシのこういう悩みを見るなんて、今までにないことだったし、XYになってから物語の書き方としていろいろ変わったな~とはずっと思っていて(そこがXYの面白いところなんですが)、今回のお話はその中に今までのシリーズを思い出す要素が散りばめられていて、とても懐かしい気持ちになっていました。
ボールの大きくなる音とか、カビゴンの使い方とか、ロケット団の態度、回想でカントーのポケモンたちが見られたことも…
細かいところばかりなんですが、サトシが本来の自分を取り戻していく様子の中にそういうものを見て、ポケモンの変わらないところに安心していました。

やっぱり小さかったころの記憶というのはかなり強烈に残っていて、今のアニポケは大好きなんですけど、昔のシリーズはそれとは違うとても大きな存在として自分の中にあります。
だから、前のシリーズを思わせるような描写があると大喜びするし、タケシやカスミたちにはいつでも会いたいし、引き合いに出して考えることもあります。
それでも、XYはXYなので、分けて楽しむのですが…
自分の書く感想は、なんだか懐古趣味的部分が多いのかな~と思ってちょっと書いてしまいました。

さて、次回は心機一転エイセツジムに再び殴り込みです!
メンバーはピカチュウ、ファイアロー、ゲッコウガの初期メンバーで、ここもまさに原点回帰ですね。
旅の始まりから変わったこと、変わらないこと。
それをジム戦を通して見ていきたいですね!
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試練をどうするか?

仰る通りサトシはこれほど長年旅を続けてますから、バトルという技術面は勿論気持ちの面でも相当鍛えられています、それはセレナたちは勿論、嘗てのヒカリたちの歴代ヒロインやデント・ケンジ・タケシも背中を押されたほど、それゆえにそんじょそこらの試練も簡単に飛び越えることができますね、どうやって彼に試練を与えるかは自分も気にはしていましたが、こうした形で表現されましたね、よく考えられてますね、何しろサトシのように年長者ならだれに起きても不思議でないですし、セレナのような跡を追いかける人からの意外な一言で救われることも決して珍しくないですからね、ましてセレナはこれまでこんな行動は考えられないですからね、サトシにとって最強の特効薬でしたね

スモッドさんへ

コメントありがとうございます!

サトシの試練がこんな形になるとは全然予想もつかなかったので、本当にやられたな~という感じです。
こういうアニポケもあるんだなと新鮮に感じる一方、ロケット団など変わらないものも確かにあって、二重の意味で安心しました!
セレナがサトシにああいう言葉をかけられたところで、彼女の成長も実感できましたしね~!
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