アニメ「ハイキュー!! 烏野高校VS白鳥沢学園」第9話「バレー馬鹿たち」

今回は、アニメハイキューの感想です。
原作を踏まえたうえで書いているので、アニメ派の方はお気をつけください。

今回から烏養くんの声が変更になりました。
やはりまだ初回で慣れないので、烏養くんが映らず声だけが聞こえる場面など、誰がしゃべってるんだ!?とびっくりすることもありました。
でも、よく聴いていると声質というか、声の低いところの感じは田中さんに通じる部分があるなと思ったり…。
これから徐々に違和感は減っていくでしょうし、江川さんの担当される新しい烏養くんが早くなじむといいなと思っています。

さて、本編です。
終盤での烏養くんの名言からツッキーの復帰で、息を吹き返そうとしている烏野。
時間は少し戻って、手当を受けるツッキー。
思い出していたのは東京合宿で黒尾たちに教わったこと。
痛みや焦りがある中、あそこまで集中して試合のことを考えられるというのに驚きます。
初期は割とムキになりやすかったり、及川さんにサーブで狙われまくって崩されかけたり、精神的に若干もろそうな印象だったツッキーですが、メンタルも急成長してました。

まったくの他人なのに、この試合で団結力が超高まっているヤジのおじさんと兄ちゃん二人組やツッキー不在をうまく繋いだ成田、きちんとツッキーに謝るウシワカなど細かい見どころもちょこちょこ。
特に成田については、代わった当初から緊張しつつもちゃんと速攻に参加してましたし、最近本誌で頭角を現しつつある木下と並んで流石二年という感じです。
レギュラーでなくとも、積み上げてきた実力があると実感できる描写はいいですよね。
気持ちとプレーにムラが出にくいというか、それなりに自己修正できるみたいな…このあたりは年が一つ違うだけなのにかなり頼もしいと思っています。

烏養くんにしゃべる隙を与えない出たいアピール、コートに戻っても真っ先にプレーのことを話しだす冷静さ、犬猿の仲の影山と笑い合う様子、痛む右手にボールが当たっても、ツッキーを動かすのが「最後まで戦ってみたい」という単純な欲求だなんて。
ツッキーだけじゃなく、視聴者も信じられないよ…!
なんだかんだ理由をつけたがるひねくれ者のツッキーでも抗いがたい勝ちたいという欲求、これがプライドなんだろうな。
結果がどうなるかとは関係なく、このツッキーは紛れもなく主人公然としていて、もともと崇高な理想なんかなかった凡人だって、そうなりたいと望めば主人公になれるんだ、と感じた瞬間でした。
自分でも「馬鹿じゃないの」って言ってるけど、ほんとにバレー馬鹿になったと思うよ…。

しかも、みんなが疲れまくってる状況で、多少休んで体力に余裕があるからできたブロードでの時間稼ぎ。
普段やらないことまで華麗に決めるこの活躍!
アシストというところがまたにくいですね。カッコつけやがって!
もう主人公というか救世主だよ。
主人公だなんだと言っておきながら、やっぱりツッキーはこういうポジションが合ってると思います(笑)

これから重要になってくる二校のコンセプト的なあれこれは、及川さんがいちいちご丁寧に解説してくれるので、こっちが言うことはなにもないんですが、最後にしっかりうんこ野郎であることを再認識させてくれるあたり流石と言うほかないですね(笑)
出番短いくせに解説役の存在感ではない…!
うんこを選んだのは、多少なりとも上品な言い方にしたかったからか…?
岩ちゃんの「選べ」の口調の容赦のなさにも笑いました。

一方、ウシワカもようやく体力に陰りが見えてきました。
今までのプレー的に考えれば、ここまで保ってるのがおかしいレベルなんですけどね…。
そこで白布の「使いものなるうちは」発言。
制したことからもわかる通り、瀬見には絶対言えない言葉なんですよね、この一言は。
それが普通だと思います。
白布はそういう意味で普通じゃないから、バレーの実力よりもそれを言える人間だったから正セッターになれたのかもしれません。
決して否定的な意味で言ってるわけじゃなく、絶対的エースにすべて委ねる白鳥沢のやり方は、やっぱり普通じゃないんです。
普通じゃないエースに合わせるセッターもまた、きっと普通では務まらないんじゃないかな。
付き合いだってウシワカと白布じゃ二年もないし…。

そう思うと、超絶信頼関係で阿吽の呼吸の及川さんと岩ちゃんがどれだけすごかったかわかります。
どっちも才能としては言っちゃ悪いけどそこそこ。
ウシワカたち(変人コンビもそうです)の異常さの代わりに二人にあったものが、コンビを組んできた時間だったんだと思います。
正直この場面がもしあの二人なら、言わなくても通じ合えてると思うんですよね。
周りも気にしなさそう。

最後のタイムアウトが終了。
次にコートを出るときは、試合が決したときというのがとんでもなく盛り上がる展開ですよね!
実際ここからずっとその緊張感が続くんですけどね!
ここでBGMとともに思いっきり気持ち盛り上げておいて、CMでいったんクールダウンというのがなんとも視聴者のハートに優しい構成だと思います。
まだまだ長いですから!

まずはお互いサーブミスで得点。
クールダウンからの静かな緊張で徐々に気持ちを整えます。(視聴者というか私の心の動きです(笑))
サーブには一家言ある嶋田さんの解説にも熱が入ります。
眼鏡を押さえる手のフォームがノリノリ(笑)

ウシワカと日向の一瞬のにらみ合い、からのウシワカの完璧に近い姿勢でのスパイク。
ここに来て王者がその力を見せつけます。
そうやって相手には絶望を見せておいて、仲間からは超バレー馬鹿と呼ばれるんですから、またしてもただの倒すべき敵と思わせてくれないのです。
キャラ描写の緩急が考え抜かれているんですよね。

そして、ついにはっきり語られる鷲匠監督の思い。
監督人生をかけて否定したいと突きつけられる壁の大きさはすさまじいでしょうね。
実際に日向のスパイクを打ち落とすのが、鷲匠監督のコンセプトを象徴するような天童というのもまた…。
ウシワカは強いから鷲匠監督でなくとも使うでしょう。
全日本にも選ばれてますしね。
でも、天童というほかではやっていけない癖の強い選手を受け入れたことに鷲匠監督独自のコンセプトはよく表れているのでは、と考えるのです。
だから、鷲匠監督のモノローグで壁になったのは天童だったのだと思います。

それでも全然日向が折れないから、鷲匠監督も、対戦相手じゃない及川さんすらもあんな嫌そうな顔をするんですよね。
日向を得たいが知れなくて気持ち悪い存在と思ってるのは、ウシワカだけじゃないみたいです。
ツッキーのときは素直に感心してたのに、面白いものです。

あと一点で勝てるところから振りだしに戻り、体力は本当に限界状態。
ここで窮地を救ったのはノヤっさん。
走って跳んでがないノヤっさんは、少しは余力があったのかもしれません。
それでもカッコよすぎますね。
大地さんの横を抜けていく残像が、気のせいかもしれませんが飛んでいく烏のように見えて、ものすごく興奮しました。
最終決戦らしく、それぞれ順番に活躍が回ってくる熱さといったら…。

そして、得点をみんなに託して下がるノヤっさん。
守備が弱いかわりに最大の攻撃力を誇るローテーション。
最高の舞台が整いました。

この試合でカギを握ると言われ続け、ずっと理性を働かせ続けたツッキーのリードブロックが!
この土壇場で相手を捉えました。
追い込まれたこの状況では、ウシワカどシャットよりも価値があるかもしれないブロック。
どこまでもツッキーの見せ場が続きますね。
そして、最後にボールが上がったのは日向。

本誌で読んだときも思いましたが、ここが月から太陽へのバトンタッチに思えてしかたないです。
本当、同じポジションとは思えないくらいやってることが全然違う二人ですが、それぞれの役割を十二分に果たしきったのがこの試合なんじゃないかと思うのです。
最初に思い描いていた理想形が実際に形になったような。
それを支え続けた影の功績もあり、名前に込められた意味通りに成長した結果を見られたような気持ちです。

さて、試合は次回で終わりそうですね。
残り2話か3話。
思いのほか残ってますが、どう締めるのやら…。
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烏養くんの声が変わって。
後任の江川さんもベテランな方ですが、やはり田中さんのイメージが強かったので…
違和感がどれだけあるだろう?と思っていたのですが。
マイナスに考えすぎてしまっていたせいかその分、あれっ?以外にいける…と言うか。
声の違和感は視聴者側の慣れの問題であって、悪くはないと思いました。
江川さんのファンに対してはとっても失礼ですね、すみません…(汗)


今回のバレー馬鹿たち。
作中では大平がウシワカに対して、一番しっくりくる呼び名が『超バレー馬鹿』からきていますが。

怪我の治療から走って戻ってきたツッキーも。
解説にまわってる阿吽の二人も。
応援の嶋田さん・滝ノ上さんも。
みんなをひっくるめて…と感じましたね。

何より鷲匠先生だって、小さいから選手になれなかっただけ。
今まで指導者としてバレーにたずさわっていたなりの、気持ち・思いがあるわけですから。


しかし…
及川と岩ちゃんの解説の時。
最後に『うんこ野郎かクソ野郎か』のやり取りって、話と話の間にある空きページでの、ある意味くだらない会話。
わざわざ本編にいれる必要性はない部分、アニメにいれてきたのは製作陣の遊び心でしょうか(笑)

そして。
リエーフと黒尾が登場の回想場面。
リエーフの肩にかかってるタオルにクワガタ?
…って、原作にもクワガタがくっついてた(笑)
しかも、タオルからクワガタが飛び跳ねるタイミングもほぼ一緒。

細かい部分にこだわる製作陣、ありがたいっす!(笑)

大地さんファンですさんへ

コメントありがとうございます!

烏養くんの声優さん交代の件は、私も同じ気持ちでした。
申し訳ないことだと思いながら、どうしても比べてしまう部分があって…。
今は気持ちを切り替えて、江川さん演じる烏養くんの演技を楽しみにしたいと思っています。

及川さんと岩ちゃんのやりとりやリエーフのクワガタは、私も細かくて注目してしまいました!
シリアス続きの本編でいいアクセントになるというか…(笑)
30分ずっと緊張しっぱなしだと疲れてしまいますからね。
原作ファンとしては一つでも多くの再現があって嬉しい気持ちも大きいのですが!
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